Liberia-Santa Elena(Monteverde)-San Jose
Curridabat-Quepos-Puerto Jimenez
リベリア〜サンタ・エレナ〜サン・ホセ
クリダバット〜ケポス〜プエルトヒメネス

98042900.jpg (24462 バイト)

コスタリカの原生熱帯雨林を歩く。(Monteverde)

98042701.jpg (6882 バイト)
 コスタリカの丘陵地帯

98042902.jpg (10755 バイト) モンテベルデ・リザベーションのインフォメーションセンター。

98050101.jpg (14484 バイト)
 Sky Walk
 密林の中に吊り橋が架かる。

98050102.jpg (10331 バイト)
 蟻喰いのような猿のような狸のような動物。

98050105.jpg (9521 バイト)
GALERiA EXtASis

98050103.jpg (9868 バイト)
 木工の芸術作品が並ぶ。

98050104.jpg (9803 バイト)

98050106.jpg (8451 バイト)
 稜線沿いにバックロードが続く。

98050201.jpg (10371 バイト)
 Ana, Alfredo, Felipe
 このあと彼らの家に泊めてもらうことになった。

98050401.jpg (10657 バイト)
 体長50センチのイグアナがそこら中歩き回る。

98050402.jpg (4990 バイト)
 Quepos
コスタリカの太平洋側は美しい海岸線が延びる。

98050403.jpg (8390 バイト)
 トーカン
野生のトーカンもよく見られる。

98050601.jpg (10898 バイト)
Peninsula de Osa
半島の海岸線に沿ってラフな道が続く。

98050602.jpg (13028 バイト)
P.N.Corcovado

1998年4月26日

Rivas-Liberia

 ニカラグア湖南岸のルート上に細かい羽虫が大発生、それ追うように小さな黒い鳥が空一面飛び回っている。映画、ヒチコックの「鳥」を思わせるような風景がいかにもニカラグアらしい。
 Rivasから36kmでコスタリカ国境Penas Blancas着。特に何も問題なくニカラグアを出国、コスタリカ側でも悪知恵を使うことなく事務的にイングレッソを受け取ることができた。費用の内訳は保険が一ヶ月分5000コロン、イングレッソの作成に2000コロン、入国税の印紙代75コロン。

 コスタリカは中米のスイスと呼ばれているように、永世中立国という立場を守っている。日本ではあまり知名度のない国だが、アメリカ人は誰でも知っている南国で、多くのアメリカ人観光客がのんびりと余暇を過ごしている。
 小さな国だが観光産業に力を入れており、経済的にも発展、町では物が豊富に手に入る。日本やアメリカなどからこの国に来ても、それほどギャップを感じないだろう。道路上にゴミがほとんど落ちていないのも他の中米の国とは違う点だ。
 人々も素朴に親切で自分と現地人との間に横たわる溝が浅いように感じる。

 リベリアの町では久しぶりにリラックスして過ごした。この一週間を振り返ると、エル・サルバドル、ホンジュラス、ニカラグアの旅行は常に何者かに脅えているような日々だったように思える。

走行距離:126km(Nicaragua55km)(Total 11,166km)
宿:2000colones
出費:食費 1400colones
   
   ニカラグア出国 $1,$2,25coldbas,(15coldbas P)
   コスタリカ入国 7075colones  

両替: TC$50.00 -> 12500colones (レストランで両替)

1998年4月27日

Liberia

 今日はのんびりバイクの整備をしたり、町をゆっくり散歩したり。
 コスタリカの軽食店は「SODA」と呼ばれ、メニューの中には米、肉、フリホーレスの盛りつけ「CASADO」が安価で食べられるようになっている。飲み物を含め300円くらいで済むのでありがたい。

走行距離:0km(Total 11,166km)
宿:Hotel El Dorado 2000colones
出費:朝・昼食 1820colones 夕食 2000colones

両替 TC $100 -> 25,145colones (銀行)
   両替手数料252colones

1998年4月28日

Liberia-Santa Elena

 モンテベルデ手前の町サンタエレナは、歩いて5分もあれば一周できてしまうくらい小さい町。標高も高いところにあるので涼しいのが何よりも嬉しい。山小屋風の宿にはレンタルの馬が用意され、良い雰囲気。一泊10ドルと安いので三日間連泊する事にした。

走行距離:121km(Total 11,287km)
宿:Pencion El Sueno 2350colones
出費:ガソリン1380colones
   昼食 1400colones 夕食 1900colones
   Tシャツ 3500colones

1998年4月29日

Monteverde(Santa Elena)

 モンテベルデの密林を歩いた。しとしとと降る雨音の向こうに、鳥のさえずり、猿の遠吠えが聞こえる。

 ホテルへ帰ったところで日本人旅行者に出会った。真理さんというその人は、16日間の休暇を取ってメキシコ、コスタリカ、フロリダ(US)を旅行している。英語をネイティブ並に上手に話せるので訊くと、アメリカに二年、オーストラリアに六ヶ月住んでいた事があり、日本でも大手英会話学校で講師を務めていたそうだ。今は電器メーカーで翻訳の仕事をしているとのこと。
 一緒に夕食を食べに行き、色々と話を聞いたのだが、これまでもインド、バングラディシュ、タイ、ロシア、スペイン、モロッコなどを旅してきたという、なかなかアクティブな人だ。メールアドレスを交換、これでまた一人強力な人脈が広がった。

走行距離:10km(Total 11,297km)
宿:Pencion El Sueno 2500colones
出費:昼食 1500colones 夕食 1600colones
   絵はがき 400colones 切手390colones(65colonesx6

1998年4月30日

Santa Elena

 真理さんと「スカイウォーク」、「エコロジカルファーム」へ行くことになった。
 ガイド兼トランスポーターを頼み四駆で出かける。スペイン語でのガイドだと思ったが、ガイドのデボラさん(女性)は英語のネイティブスピーカー。車を走らせるなり怒濤のように話し始めた。最初は曇霧林の植生とそこに生息する野鳥や野生動物などについてのガイダンスだったのだが、真理さんが個人的な質問をすると、それに答えてくれた。実は地域の専門的な話よりもその人の個人的な話を聞く方が楽しいのだ。
 デボラさんはアメリカで生まれたのだが両親はヨーロッパの人。アメリカで生まれたらアメリカ国籍が与えられるはずなのだが、話を聞いていると自分がアメリカ人であることを強く否定している様子。コスタリカへやって来てから、ここサンタエレナで現地人の男性と結婚、今は幼い娘がいるらしい。アメリカで何があったか知らないが、今はこの田舎の村で幸せに暮らしているのだろう。

 「スカイウォーク」は曇霧林の山間、地上20〜30メートルほどの高さに人ひとりが歩ける幅の吊り橋が数本か架けられ、高い位置から森を観察できるようになっている。野鳥などは下草の生える地面近くの場所よりは、高い位置にいる事が多いので、地面から観察するのとは比べものにならないほど近い位置で見ることができる。
 昨日モンテベルデの密林を歩いたときは野鳥の姿をほとんど見かけなかったが、ここでは多くの種類の鳥を観察することができた。

 続けてエコロジカルファームへ。ここでは猿のようで狸のようで蟻喰いのような動物、小さなトカゲ、小さなトーカンを見た。

 昼食後、バイクの後ろに真理さんを乗せてチーズファクトリーへ。工場そのものは工程の一部しか見学できなかったが、真理さんが直売店でアイスクリームをご馳走してくれた。(ごちそうさま) 再びハミングバードギャラリーへ行ってはち鳥を見る。何度来ても良いところだ。

走行距離:14km(Total 11,311km)
宿:Pencion El Sueno 2500colones
出費:昼食 1500colones 夕食 1600colones
   絵はがき 400colones 切手390colones(65colonesx6

1998年5月1日

Santa Elena-San Jose-Irazu-Curridabat

 首都サンホセの町をなめるように走り抜けたあと、近郊のイラス火山へ向かった。噴煙をはく山を見ていると地球を感じる。

 山の中、ピックアップトラックの家族とすれ違った時、道を尋ねるついでに立ち話をはじめた。日本のことやコスタリカの国立公園などの話をしているうちに、「今日はもう遅いのでホテル探すのも大変だから我が家に泊まっていってよ」ということになった。厚かましくもお言葉に甘えサンホセ郊外にある彼らの家にお邪魔する。夫婦で建築家というアナさんはフランス系、アルフレドさんはスペイン系の移民の子孫。双方ともコスタリカに移民してきたのは三世代以上も前の祖先とのこと。

走行距離:335km(Total 11,646km)
宿:Ana, Alfredoさんの家
出費:昼食 1500colones 夕食 1600colones
   ガソリン1380colones(14.4L)

1998年5月2日

Curridabat

 結局二泊三日間、彼らの家でお世話になった。もちろん三度の食事も含め、厚いもてなしを受けた。
 車でサンホセの町を見せてもらったり、色々なお話を聞かせてもらったり。
 ふとしたきっかけから思いがけない出会いだ。特にどこの馬の骨かもわからないようなあやしいアジア人にここまで親切にしてくれた彼らは僕の心から一生消えることないだろう。翌日、別れ際のあと涙があふれて止まらなかった。(長旅を重ねるごとに涙もろくなるな。)

走行距離:
宿:Ana, Alfredoさんの家
出費:なし

1998年5月3日

Curridabat-Quepos

 アナさん、アルフレドさんと車で一緒にケポスまで行くことになった。道中、色々話を聞いたのだが建築業の他にリアルエステートも扱う彼らは土地を見る目が普通の人とは違う。
 サンホセの近郊にサンマルコスというコーヒー農園の町があるのだが、この辺の土地は1haあたり2500ドル、山を越えて太平洋岸の手前、ナランヒート近くの土地は1000ドル程度で買えるらしい。そして外国人でも所有できるとのこと。また、一軒家も小さな物なら300万円程度で建てることができる。
 こうしてお話を聞いていると自分も土地と家を買いたくなった。仕事さえあればしばらくコスタリカに住んでみるのも良いかなと思う。

走行距離:1km(Total 11,695km)
宿:Hotel La Mar 3750colones
出費:夕食1465colones

1998年5月4日

Quepos-Puerto Jimenez

 ケポスから海岸沿いに未舗装の道が延びている。真っ直ぐ走ればオサ半島もすぐだろう。アナさん達からすすめられて今日は半島中部、太平洋岸の町プエルト・ヒメネスまで走った。なんでも半島の先端にある国立公園「コルコバード」はコスタリカの中でも一番美しい場所らしい。
 プエルトヒメネスでは一泊400円程度の安宿に泊まったが、安い割に結構快適。

走行距離:237km(Total 11,932km)
宿:Pencion Quintero 800colones
出費:朝食780colones 昼夕食1560colones
   ガソリン1520colones(15.6L)

1998年5月5日

Puerto Jimenez-Corcovado P.N.-Puerto Jimenez

 朝、銀行へ行ってTCを換金したのだが、1時間半も待ち並んだ。銀行には職員が沢山いるのだがトランザクションの窓口がひとつしかなく、窓口で対応している人もものすごく仕事が遅い。しかしみんな文句も言わず黙って並んでいるのには驚く。
 11時頃、街の食堂で白身魚のフィレソテーを食べた。ガイドブックに「超おすすめ」と書いてあるだけあって実においしい。しかも値段が日本円にして500円しないのだ。あんまりおいしいのでこの日の夕食も再び食べた。

 ホテルに荷物を置き、コルコバード・ナショナルパークへ走る。プエルト・ヒメネスカらパークまで距離50kmの道は日本の林道のように曲がりくねって結構荒れ、所々小さな川を渡る場所もある。オフロードバイクで走るには最高に楽しい道だ。道中、体長50センチ程のグリーンイグアナも沢山見かけた。ナショナルパークの入り口近くでは海岸沿いに熱帯性の密林が繁茂しその間には幅50メートルほどの砂浜が広がる。椰子の木と白い砂浜が絵のような風景を作り出している。

走行距離:92km(Total 12,024km)
宿:Pencion Quintero 800colones
出費:昼1485colones, 夜1260colones
   洗濯屋350solones(Tシャツ、ジーンズなど5枚)

両替 TC$50 -> 12360colones(コミッション-252含む)


<<Back  /   Next>>


Countries INDEX 国別インデックス